【妊活中のコーヒー摂取】1日1杯はOK?医学的根拠で徹底解説!

「コーヒーが好きだけど、妊活中から控えたほうがいいのかな」
「カフェインが妊娠に影響を与えてしまうかも……」

そんな不安をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
この記事では以下の内容についてお伝えします。

ぜひ最後までご覧ください。

目次

妊活中のコーヒーは1〜2杯まで!

妊活中のコーヒーについては明確に制限はされていませんが1〜2杯(カフェイン200mg)にとどめると安心です。

例えば、スターバックスのアイスのドリップコーヒーをトールサイズで注文した場合、含まれるカフェイン量は158mgなので、1杯であれば200mg以内におさまります。


妊活中のカフェインの制限はありませんが、妊娠中のカフェインの目安は制限が設けられている場合が多く、WHOでら1日3~4杯にとどめると推奨されています。

WHO(世界保健機関)とは

世界保健機関 (World Health Organization: WHO) は、「全ての人々が可能な最高の健康水準に到達すること」を目的として設立された国連の専門機関です。

WHOが1日のカフェイン摂取上限を300mg(コーヒーとしてカップ3〜4杯)とする一方、200mgをカフェイン摂取の基準とする国や機関が多く見受けられます。

機関カフェイン摂取量理由
イギリス英国食品基準庁(FSA)妊娠した女性に対して一日当たりのカフェイン摂取量を200 mg(コーヒーをマグカップで2杯程度)
妊婦がカフェインを摂り過ぎることにより、出生児が低体重となり、将来の健康リスクが高くなる可能性がある
カナダカナダ保健省(HC)妊婦や授乳中、あるいは妊娠を予定している女性は300mg(コーヒーをマグカップで約2杯)まで過剰摂取は不眠症、頭痛、イライラ感、脱水症、緊張感を引き起こすため、特に子供や妊婦、授乳中の女性は注意する

可能な限りノンカフェインやデカフェの製品を活用し、安心して妊活できる環境を整えましょう!

カフェインで妊娠率は低下するか

カフェインが妊娠率に影響するかはまだわかっていません。

しかしながら、妊娠後の流産や低体重児出産との関連も報告されているため、妊娠中のカフェインは気にかける必要があります。

妊活中のカフェイン摂取は妊娠中の生活の事前練習と捉え、1日1〜2杯にとどめ、バランスの取れた食生活を大切にしましょう。

妊活中でもコーヒーが飲みたいときの代替品

カフェインを無理に制限する必要はありませんが、自分の身体でもう一つの命を育てる準備は万全にしておきたいですよね。

本章では、妊活中にコーヒーが飲みたい場合のおすすめの商品をご紹介します!

テイクアウトOKなデカフェ・ノンカフェインコーヒー 一覧

スターバックスディカフェ ドリップ コーヒー(アイス)トールサイズ8mg
ディカフェ ドリップ コーヒー(ホット)26mg
ドトールカフェインレスコーヒー(アイス)Sサイズ0mg
カフェインレスコーヒー(ホット)Sサイズ0mg
タリーズデカフェコーヒー(アイス)トールサイズ11mg
デカフェコーヒー(ホット)トールサイズ19mg

ローソンでもカフェインレスのコーヒーを扱っていましたが、2024年8月に提供中止となったようです。手軽に買えたので妊娠中に愛用していましたが、残念です……

妊娠中にカフェインがよくないと言われる理由

妊娠中のカフェイン過剰摂取は、流産や低体重児出産につながるリスクがあることから、よくないとされています。

英国食品基準庁(FSA)においても、妊婦がカフェインを摂り過ぎることで、出生児が低体重となり、将来の健康リスクが高くなる可能性や、高濃度のカフェインは自然流産を引き起こす可能性について触れています。

一方でWHOは胎児への影響は確定していないとしつつ、妊婦のコーヒーの摂取は1日3~4杯にとどめることを推奨しています。

(参考:厚生労働省「食品に含まれるカフェインの過剰摂取についてQ&A ~カフェインの過剰摂取に注意しましょう~」より)

いつからコーヒーを飲むのを制限すべき?

コーヒーの摂取量は、妊娠が判明してからではなく、妊活を始めたタイミングから少しずつ気にかけるとよいでしょう。

例えば、妊娠初期には赤ちゃんの発育に重要な葉酸の摂取が推奨されていますが、この葉酸は妊娠1ヶ月前から摂ることが望ましいとされています。同じように、カフェインの摂取量についても、妊娠を意識し始めたタイミングで少しずつ調整することが理想的です。

【意外なものにも入ってる】カフェインの含まれる食品一覧

カフェインはコーヒーだけでなく、紅茶やチョコレートといった、以下のさまざまな食べ物や飲み物に含まれています。

カフェイン濃度
玉露160 mg/100 ml
紅茶30 mg/100 ml
煎茶20 mg/100 ml
ウーロン茶20 mg/100 ml
エナジードリンク32~300 mg/100
ml(製品 1 本当た
りでは、36~150
mg)
板チョコレート1枚(55g)
カカオ分45%未満
16㎎/55g
板チョコレート1枚(55g)
カカオ分70%台
55㎎/55g

摂取量を総合的にみて、安全なカフェイン摂取量にとどめるようにしましょう。

(参考:東京都健康安全研究センター「妊婦の方やお子さんはカフェインの摂り過ぎに注意しましょう!」より)

(参考:食品安全委員会「食品中のカフェイン」より)

無理のない範囲でカフェインを調整しましょう

カフェインの摂取を急にゼロにするのはストレスにつながることもあります。まずは、コーヒーの量を減らす、カフェインレスの飲み物を取り入れるなど、無理のない範囲で調整していきましょう。デカフェコーヒーやノンカフェインのハーブティーを活用するのも一つの方法です。

妊娠中もリラックスしながら、健康的な食生活を意識して過ごしましょう。

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この記事を書いた人

男の子3人を育てている母です!
サポートがほとんどない中で、2人目、3人目の妊娠生活や産後の悩みを乗り越えてきました。その経験をもとに、妊娠中や育児中の皆さんが抱える不安や悩みに寄り添いながら、役立つ情報を発信しています。

・離乳食/育児食コーディネーター

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