妊娠の確立を高めるためには、排卵日の特定が欠かせません。
確実に排卵したかどうかは、産婦人科にかからないとわからないため、「これって排卵したってことかな…?」と不安になるかもしれませんね。
排卵日が間違っていると、妊娠確立や産み分けの精度が低下してしまいます。
この記事では、排卵日を特定するために活用できる排卵のサインを5つご紹介します。
いくつかのサインを並行して確認していくことで、排卵日を特定しやすくしましょう。
1.排卵痛(中間痛)

排卵痛は感じない人もいれば、かなり強く感じる人もいて、その感じ方はさまざまです。一般的に排卵痛を感じる人の割合は15%ほどで、右下腹部に感じる人が多いとされています。
(参考:男の子女の子が欲しい!あかちゃんの産み分けがわかる本)
しかし、排卵日付近に意識をしておくことで、今まで気づかなかった小さな変化を感じることができる可能性があります。
排卵痛が起こる理由は、排卵するときに卵胞が破裂することが原因です。
排卵の5~6時間前に排卵痛が起こることが多いとされているため、排卵痛を感じたら排卵日と推定してよいでしょう。
2.おりものの変化

排卵日付近になると、たまごの白身のようなおりもののかたまりがでるようになります。
この後ご紹介する「福さん式」でもおりものの変化を、排卵のサインとして使用しています。福さん式で使用しているおりものの変化は以下のとおりです。
- 排卵4~5日前に卵白状の、のびるおりもの(のびおり)が出始める
- 卵白状ののびおりがでているときが、妊娠確立が高いタイミング
- 排卵直後からおりものはのびなくなり、形状もクリーム状に変化する
最近では、このおりものの変化に着目して、おりもので排卵日を推測する「おりものシート」が発売されています。
3.子宮口の変化

いわゆる「福さん式」と呼ばれる方法です。実際に何度かチャレンジしてみましたが、違いを確認するのが非常に難しいです。福さん式で注意するポイントは大きく2つです。
- 子宮口のやわらかさ
- 子宮口までの距離
- 排卵4~5日前子宮口が開きはじめる
- 排卵日
- 排卵後子宮口が小さくなり、位置が高くなる
- 生理前子宮口が開く・柔らかくなる・位置が低くなる
ちなみに福さん式における、妊娠をしやすい/しにくいタイミングを以下のように設定しています。
- 排卵日前の4日間(特に排卵前2、3日)
- 排卵日は妊娠確立が低い
- 3月4月が妊娠しやすい
- 8月は妊娠しにくい
4.基礎体温の変化

排卵に関わるホルモンは体温を上げる作用があるため、基礎体温の変化から排卵日を推定することができるとされています。
基礎体温では体温が最も下がったタイミングが排卵直前をあらわすサインとされています。この体温が最も下がったタイミングから2~3日以内に排卵することが多いです。

いわゆる低温期から高温期への移行期間ですね。
この下がった日を排卵日としてしまっている方もいるようですが、正確には下がった日から2~3日が排卵日の可能性が高いです。
基礎体温はその日の環境にかなり影響を受けやすいため、基礎体温だけでなく、今回ご紹介したようなさまざまな方法と組み合わせることをおすすめします。
5.排卵検査薬が陽性になる

排卵検査薬で最もポピュラーなものは、ドラッグストアなどで入手可能な、尿中のホルモン濃度から排卵日を予想するタイプのものです。
妊娠検査薬ではLH(黄体形成ホルモン)と呼ばれるホルモンの量を測定します。
このホルモンは排卵を促す働きをもっているため、排卵直前に多量に分泌されます。

このホルモンが多量に分泌されることで、排卵がおこるのですね
LH量のピークは排卵の24~36時間前とされており、LHサージやLHピークと呼ばれることもあります。
このLHサージからおおよそ24時間以内に排卵すると予測ができます。
排卵日2日前を予測する場合には「エルチェックFT」という製品で予測ができます。しかしながらこちらの製品は、医師により処方せんを出してもらわないと購入することができません。
まとめ
今回は、妊娠確立や産み分け精度を高めるために使用できる、排卵のサインを5つご紹介しました。
- 排卵痛
- おりものの変化
- 子宮口の変化
- 基礎体温
- 排卵検査薬
排卵のサインをうまく活用するためには
- 繰り返しデータをとること
- 複数のサインを組み合わせること
が大切です。

今まで気づかなかった思わぬ発見もあるかもしれません。さまざまな方法を試してみてくださいね。