Hare blog

調べても調べてもすぐ忘れる… 育児・妊娠・出産関連の情報をまとめています 1000本以上の医学文献を読んできたので文献情報も付け加えながら…

乳幼児突然死症候群(SIDS)について

こんにちは!ハレです☀️

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今回は乳幼児突然死症候群について書こうと思います。

乳幼児突然死症候群ってご存知ですか?

ネットで子育てのことを調べているとよく目にする言葉かもしれませんね。

私はこどもが小さいとき、これが怖くて仕方なかったです。今思い出しても不安な気持ちになります。

 

 

乳幼児突然死症候群(SIDS)とは

 

『何の予兆や既往歴もないまま乳幼児が死に至る、原因の分からない病気で、 窒息などの事故とは異なります。』

(引用:厚生労働省ホームページ)

当初はうつ伏せ寝がよくないというざっくりとしたイメージだったので、窒息によるものだとばかり思っていました。

 

『生後2~3ヶ月に発症のピークがあり、生後1か月未満および6ヵ月以降には発症が少ない。我が国の発症頻度は出生1000に対し約0.2~0.3であり、約4000人に1人程度となる。

SIDSリスク因子として、妊婦及び養育者の喫煙、非母乳保育、うつぶせ寝などが挙げられており、世界各国でこれらのリスクを低減する運動が展開され大きな成果を上げている。』 

(引用:乳幼児突然死症候群(SIDS)診断の手引き 改訂第2弾)

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(引用:厚生労働省ホームページ)

 

SIDSを防ぐポイント

以下の3つを守ることで、SIDSの発症リスクが低くなると言われています。

 

■1歳になるまでは、寝かせる時はあおむけに寝かせましょう

■できるだけ母乳で育てましょう

たばこをやめましょう

 

もちろんミルクそのものが悪影響を与えるものではないですし、お子さんの状態によってはうつ伏せ寝が推奨される子もいます。

 

SIDSの原因


原因については不明な点が多いですが、『病理学的所見から発症前の慢性低酸素症の存在が示唆されたことから、睡眠中に無呼吸を繰り返すことが慢性低酸素症の原因ではないかと考えられ』ているようです。

(引用:乳幼児突然死症候群(SIDS)診断の手引き 改訂第2弾)

 

また最近では熱が体にこもることが原因とされる論文も多く発表されています。

⚫︎室内で暖房を使用することが乳幼児突然死症候群のリスクを高める(Factors potentiating the risk of sudden infant death syndrome associated with the prone position A L Ponsonby et al. N Engl J Med. 1993.) 

 

といった報告や

 

⚫︎暖めすぎが乳幼児突然死症候群のリスク増加に関連するといったこと(Interaction between bedding and sleeping position in the sudden infant death syndrome: a population based case-control study. BMJ. 1990 Jul 14; 301(6743): 85–89.)

などが報告されています。

 

喫煙は呼吸器に関連するリスクのように思えますが、うつ伏せ寝や母乳育児に関しては体内に熱がこもることがリスクであることを考えると納得がいきます。

冬に発生が多い事を考えても暖めすぎ・ 暖房器具の過剰な使用によって体内に熱がこもってしまうことがリスクにつながることはあり得るのかもしれませんね。

 

怖くて眠れなかった私の話

なんとなく寒くないかどうかばかり心配しがちだったのですが、SIDSのことをいろいろと調べるうちに暑すぎないかも気を付けるようになりました。

どちらかばかりに気を取られるのはよくないですね。

わが子が半年を超えるまで私はこのSIDSが恐ろしく、とても心配で子供は起きていないのに何度も目覚めてはお腹のふくらみで呼吸を確認して安心して眠りにつくことを繰り返していまし た(そしてそのあとすぐ授乳で起こされる)。

SIDSは原因不明の疾患ではありますが、少しずつ原因解明に向けた研究等がされており、予防ポイント等もピックアップされることで実際の死者数は減ってきています。

いつかこの疾患の原因が解明され、 明確な予防策が打ち出されるようになればお母さんも少しは安心して眠る時間を確保できるのかもしれないですね。

 

 

それではまた✴︎✴︎