- 情報過多の保護者へ、子どもにとって本当に必要な情報をまとめてくれている本
- 困り事がでたときに、目次を見ることでアドバイスにつながる1冊
この本はこんな人におすすめ
3歳~小学校6年生までのお子さんを子育て中の方
子どもの能力の伸ばし方を知りたい方
スマホ・ゲームのルールをどうすべきか悩んでいる方
3歳~小学校6年生までのお子さんを子育て中の方
幼児期を対象に書かれている本も多いですが、本書は3歳~小学6年生ぐらいが対象と明記されています。
すぐに効果が得られないことだからこそ、長い期間参考にできる本が1冊あると便利ですね。
子どもの能力の伸ばし方を知りたい方
本書ではセクション1~6まで6つの能力に大別して、それぞれの伸ばし方が細かく記載されています。
各項目は以下の通り
1.コミュニケーション力
2.思考力
3.自己肯定感
4.創造力
5.学力
6.体力
この能力を伸ばしてほしいな!
今こんなことで悩んでる!
等必要な情報が見つけやすくていいですね。
例えばセクション5の「学力をつけるには?」においては25個の方法を記載しています。
- 子どもの「タイプ」を知る
- 「プログラミング」を学ぶ
- 子どもに教わる
- 「やる気」をつくる
- 「集中力」をつける
など多岐にわたってその方法を記載してくれています。
スマホ・ゲームのルールをどうすべきか悩んでいる方
こどもの能力の伸ばし方を記載した本ですが、スマホ・ゲームとの付き合い方についても記載してくれています。
スマホについてはコミュニケーション能力に関連する項目で、ゲームについては創造力に関連する項目で記載されています。
スマホやゲームなどを遠ざけたり禁止したりする「制限」よりも、子どもたちの「判断力」を育成することが重要
(子育てベスト100 「最先端の新常識×子どもに一番大事なこと」が1冊で全部丸わかり より引用)
現代を生き抜くために、スマホやメディアなどは生活から切り離すことはほぼ不可能です。そのため、禁止するのではなくそれらをどう扱うかの「判断力」をお子さん自身にもってもらうことが大切なのですね
スマホのルールについては、
- 親子で利用時間を決めること
- やってはいけないことを教えること
- 取引には応じないこと
- 依存気味になったら専門の医療機関にかかること
などが記載されていました。
お子さんがトラブルに巻き込まれないためにも、取引をしてはいけない・自身の情報を載せてはいけないということを事前に伝えたうえでスマホを与える必要がありそうです。なるべく具体的に伝えて、お子さんの中でもしっかりとしたイメージをもってもらう方がいいですね。
スマホやゲーム・メディアについては、現代生活では切っても切れない存在になっているため、うまくつきあっていくための方法を決めておく必要がありそうですね。
この本の概要
常にアップデートされ続ける子育て情報の中で、一体なにが最新の情報なのか、子どもに本当に大切なことは何なのか。
それを項目ごとに細かくわけて、日常にそのまま落とし込めるような具体的なアドバイスを書いてくれている本です。
この本1冊で、最先端の新常識と子どもに大事なことがまとめてわかるようになっています。
6つの能力に分けて記載
以下の6つのセクションに分けて各能力の伸ばし方等が記載されている本です。
1.コミュニケーション力
2.思考力
3.自己肯定感
4.創造力
5.学力
6.体力
キーワードが明確
各項目の記載の仕方も
「聞く力」を身につける
「プレゼン力」を鍛える
「金銭感覚」を身につける
「レジリエンス」を鍛える
一緒に「学校」を決める
「おやつ」をあげる
等、「金銭感覚」「聞く力」といったキーワードを抜粋して目次にしているため、気になる情報が見つけやすいというのが利点です。
感想:多すぎる子育て情報におぼれている
現代の親は、多すぎる「子育て情報」におぼれている
(子育てベスト100 「最先端の新常識×子どもに一番大事なこと」が1冊で全部丸わかりより引用)
本書の「はじめに」のページには上記の言葉が記載されています。
確かに、書店にいけば様々な種類の子育て本が並んでおり、ネットで検索すると山のように情報がでてきます。
そのたくさんの情報の中で、保護者の私たちはやるべきこと・やった方がいいことを取捨選択する必要があります。
この本はそんな山のように溢れている子育て情報の中から「子どもに大切なこと」の100個を集めてくれているので、私たちの選択を助けてくれる1冊だと思います。
まとめ:3つのOKが本を読むハードルを下げてくれる
本書に書かれている3つのOK
どこから読んでもOK
全部できなくてOK
すぐに効果が見えなくてOK
疲弊しがちな子育てで、困ったときに的確なアドバイスをくれる1冊だと感じました