【窒息事故に注意】赤ちゃん就寝時に気をつけたい5つのポイント

赤ちゃんが安全に眠れているか、気になって何度も確認してしまう…という保護者の方も多いのではないでしょうか?

とくに0歳の赤ちゃんは、自分で身を守ることができないため、思わぬ事故につながることもあります。

この記事では、0歳児の就寝中に起こりやすい窒息事故と、その予防のポイントを紹介します。赤ちゃんの安全な眠りを守るために、ぜひご家族で確認してみてください。

目次

0歳児の就寝時の窒息に注意しましょう

家庭内で発生する0歳児の不慮の事故死の中でも、「就寝時の窒息」が多くを占めています。

消費者庁が厚生労働省「人口動態調査」のデータによると、平成22年から26年の5年間で、0歳児の就寝時の窒息死事故は160件にのぼり、不慮の事故死全体の約32%を占めていました。

このうちの多くが家庭内で起きており、寝具や寝かせ方に注意が必要です。

就寝時の窒息事故の主な原因

就寝時には、以下のような状況で窒息事故が発生しています。

  • 顔がマットレスなどに埋まる(33件)
  • 掛け布団などの寝具が顔を覆う・首に巻きつく(17件)
  • ベッドと壁の隙間などに挟まれる(13件)
  • ベッドからの転落による窒息(7件)
  • 家族の身体の一部による圧迫(5件)
  • ベッド上の衣類やクッションで顔が覆われる(4件)
  • その他・詳細不明(81件)

窒息事故を防ぐための5つのポイント

1.ベビーベッドを使用する


 大人用のベッドではなく、できるだけベビーベッドを使いましょう。

柵は必ず上げておき、PSCマーク(国の安全基準に適合した証)が付いた製品を選んでください。

2.ふかふかした寝具は使わない

掛け布団は軽くて子どもが払いのけられるものを使いましょう。
払いのけることができない低月例の期間は、特に注意が必要です。

敷き布団やマットレス、枕は固めのものが、窒息対策におすすめです。

ふかふかした寝具は、うつぶせになったときに顔が埋まり窒息の危険があります。

3.顔の近くに物を置かない

ぬいぐるみ、タオル、衣類、よだれかけなどは、寝ている子どもの口や鼻を覆う危険があります。
ひもや紐状のものが首に巻きつく事故にも注意しましょう。隙間をなくす

4.すき間をなくす 

ベッドと壁の間、柵とマットレスの間など、顔や体が挟まる隙間をなくしましょう。寝返りを打つようになると、思わぬ動きで危険な体勢になることがあります。

5.あお向けで寝かせる
 

1歳になるまでは、必ずあお向けで寝かせましょう。うつぶせ寝は、窒息やSIDS(乳幼児突然死症候群)のリスクを高めます。

添い寝のリスクにも注意

保護者が添い寝中に寝込んでしまい、身体の一部で赤ちゃんを圧迫してしまう事故も報告されています。寝かしつけ時の添い寝は十分に注意しましょう。

SIDS(乳幼児突然死症候群)との関連

SIDSとは、それまで健康だった赤ちゃんが突然亡くなる原因不明の病気で、事故とは異なります。

厚生労働省によると、1歳になるまではあお向けに寝かせることでSIDSの発症率が低くなるというデータがあります。

まとめ

小さな命を守るために、知っておくことで防げる事故があります。

この記事が、日々赤ちゃんと向き合っている保護者の皆さんにとって、安心と気づきにつながれば幸いです。

大切な赤ちゃんの命を守るために、今日からできることを一つずつ実践していきましょう。

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この記事を書いた人

ワンオペで3人の男の子を子育て中
元医療情報担当者
時短勤務・フルタイム・専業主婦全てを経験した3兄弟の母

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