ベビーチェアっていつから?離乳食の始まりに欠かせないベビーチェアの正しい使い方と時期

子育て

離乳食とベビーチェアの基本知識

離乳食のスタート時期

離乳食は、おおよそ赤ちゃんが5〜6か月になる頃から始めることが一般的です。

これは、赤ちゃんの成長段階や体調によっても変化するため、一概に「いつから」というのは難しいですね。

赤ちゃんが食べ物に興味を示す

舌の動きが活発になる

哺乳反射が少なくなる

などのサインが見られるときが始め時です。

哺乳反射とは口唇反射・探索反射・吸暖反射咬反射の4つを指します。

赤ちゃんが生きていくために必要な原始反射であり、口周に指が当たるとそちらに顔を向け吸おうとするなどの動きも反射によるものです。

ベビーチェアの種類と特徴

ハイチェア

ハイチェアは、イニングテーブルの高さに合わせて設計された椅子で、家族みんなと同じ食卓での食事をサポートしてくれます。

赤ちゃんも家族と同じように食事を楽しむことができることや、保護者も椅子に座ることができるため、離乳食を与えやすいといったメリットがあります。

ローチェア

ローチェアは、地面に置いて直接座る形状の椅子で、コンパクトで使い勝手が良いです。

このような形のものを指します。

特に、赤ちゃんがまだ座ることが不安定な時期に重宝します。

しかし、成長に合わせて調整できる幅広いハイチェアと比べると、使える期間はやや短いです。

クッションチェア

クッションチェアは、赤ちゃんの座り心地に焦点を当てた椅子です。

柔らかい素材でできており、赤ちゃんが快適に座って食事を楽しむことができます。

家での食事の時だけでなく、家のリビングや外出先などでも活用できます。

バンボが1番有名な商品かと思います。

ハイチェアの危険性:落下のリスク

ハイチェアは家族みんなで同じダイニングテーブルで食事が摂れるメリットがある一方、自分で動けるようになってくると立ち上がったり抜け出したりすることによる転落のリスクがあります。

消費者庁のホームページにおいてもその危険性について注意喚起が出されています。

7か月齢頃から事故が増加し、1歳の幼児で最も事故が多く発生しています。また、立ち上がって転落し、頭部を負傷する例が多く報告されていることも特徴です。事故を防ぐため、また、万が一事故が発生しても危害が最小限となるよう、転落防止用のベルトを適切に使用して、乳幼児が抜け出して椅子の上で立ち上がらないようにしましょう。ベルトがない場合は後付けのベルトの使用も検討しましょう。

消費者庁HP Vol.521 ハイチェア(子ども用の座面の高い椅子)からの転落事故に注意! | 消費者庁 (caa.go.jp)

1歳の子で事故が増加しているようなので注意が必要ですね

ベビーチェアの正しい使い方:足の接地

なぜ足を地面につけて食事をするべきなのか

保育園や幼稚園の給食・お弁当の時間に、椅子に座って食べさせる際には足が地面につくように工夫をされている園が多いと聞きます。

いろんな身長の子供がいる園では、小さい子の椅子の高さの調節が難しいことが多々あります。

そのような場合でも、足元に雑誌を固めて土台にしたものや、クッション等で足が接地するような工夫がとられています。

なぜ足をつけた姿勢で食事をとることが推奨されているのでしょうか。

足が床に接地していることが大切な理由:飲み込みの筋肉への影響

足が床に接地していることの重要性をみた文献を紹介します。

この文献内では、足裏が地面と接地していることが、食事の際に物を飲み込むのに必要な筋肉の働きに影響を与えることが示唆されています。

(文献引用:Clin Exp Dent Res. 2019 Jul 9;5(5):505-512. doi: 10.1002/cre2.216. eCollection 2019 Oct.
Sole-ground contact and sitting leg position influence suprahyoid and sternocleidomastoid muscle activity during swallowing of liquids

Yuta Uesugi 1, Yoshiaki Ihara 1, Ken Yuasa 1, Koji Takahashi 1)

文献情報
◇どんな内容?
食事の際の足の地面との接触状態が飲み込みに影響するかを調べたもの

◇方法
①膝を90℃曲げて足裏を接地させた群
②膝を135℃曲げて足裏を接地させた群
③足裏を接地させない群

の3群にわけて比較した文献
嚥下中の舌の筋肉を機械を用いて評価した試験

◇結果
足裏の地面との接地状態は、飲み込み動作に関連する筋肉の動きに影響をもたらしており接地させない群と比較して有意差が確認された。

足裏をつけてしっかりと踏ん張る姿勢がとれることが大切なのですね。

おすすめのキッズチェア

STOKKE トリップトラップ


我が家でも愛用中のキッズチェアです。

カラーが豊富なので、兄弟がいる場合でも1人1人好きな色が選べるのが嬉しいですね。

別売りで同色のベビーセットも売っているので、長く使用できます。

また座面の高さ・足板の高さもそれぞれ調整できるため、お子さんの成長に合わせてサイズを変えて使用できます。

足板の高さをしっかりあわせてあげることで、しっかりと踏ん張って食事をとることができます。

moji YIPPY

YIPPY NOVELはホワイトオーク材を使用した、木のぬくもりあふれる商品でインテリアにもなじみますね。

北欧な感じがめちゃくちゃかわいいです

別売りでベビーチェアやフードトレイ・専用のクッションなども販売しています。

BUMBO(バンボ)

大人気のバンボは、最近は飲食店等でも置かれていることが多くなりました。

座敷のお店などに赤ちゃんを連れて行かなくてはいけないときも、バンボを持っていけば座らせることができます。

柔らかい素材で、お手入れがしやすいのも特徴です。

チェアベルト:おでかけ時におすすめ

コンパクトに持ち運ぶことができて、お店の椅子に装着することでお子さんが安心して座ることができます

洗濯機で丸洗いできるので、汚れを気にせず食事ができます。

(ひとりで座れるようになってからお使いください)

楽天やアマゾンでたくさん種類がでているので、好きな柄のものを見つけるのも楽しいですね。

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